スマホに突然「通知不可能」と表示されたら、**「誰から?」「出たら危険?」「非通知と何が違うの?」**と不安になりますよね。
結論からいうと、通知不可能は相手の電話番号をスマホ側で表示できない着信のことで、すべてが詐欺や迷惑電話というわけではありません。
ただし、発信元を確認できない以上、心当たりがない電話には慎重な対応が必要です。
この記事では、通知不可能になる理由や非通知との違い、電話に出ても大丈夫なのか、出てしまった場合の対処法、iPhone・Androidでの着信対策まで分かりやすく解説します。
「折り返した方がいい?」「無視して大丈夫?」と迷っている方は、まず安全な対応方法を確認しておきましょう。
通知不可能とはどんな着信?
「通知不可能」は、電話をかけてきた相手の番号情報を受信側の端末で正常に取得できなかったときに表示されるものです。
通常の電話であれば、
「090-XXXX-XXXX」
などの電話番号が画面に表示されます。
登録済みの番号であれば、電話帳に登録した名前が表示されることもあります。
ところが、発信元や通信経路の事情によって番号情報そのものがスマホまで届かなければ、番号の代わりに「通知不可能」などと表示される場合があります。
つまり、
「通知不可能=相手が怪しい操作をして番号を隠した」
と決まっているわけではありません。
auでは「通知不可能」について、国際電話、一部地域系電話、CATV電話など、発信者番号を通知できない電話から着信した場合に表示されると案内しています。
正常な電話でも起こり得る表示だと覚えておきましょう。
「通知不可能」と「非通知」は同じではない
特に混同されやすいのが、「非通知」と「通知不可能」です。
どちらも電話番号が画面に表示されないため、同じ意味だと思われがちですが、仕組みは異なります。
| 着信表示 | おおまかな意味 | 主な理由 |
|---|---|---|
| 非通知 | 発信者番号を通知しない着信 | 発信者側が番号を通知しない設定で発信している |
| 通知不可能 | 発信者番号を正常に表示できない着信 | 回線や通信経路などの関係で番号情報を通知できない |
分かりやすく表現すると、
非通知は「番号を通知していない」
通知不可能は「番号を通知できない」
という違いです。
auの発信番号表示サービスでも、「非通知設定」は相手が発信者番号を通知しない設定で電話をかけた場合、「通知不可能」は発信者番号を通知できない電話からかかってきた場合として区別されています。
ただし、受ける側からすると、どちらも「電話番号から相手を確認できない着信」であることに変わりはありません。
心当たりがなければ慎重に対応するのが基本です。
通知不可能になるのはなぜ?考えられる主な理由
では、なぜ番号を普通に表示できないのでしょうか。
代表的なケースを見ていきましょう。
国際電話など海外の回線から発信されている
通知不可能になる理由としてまず考えられるのが、海外に関係する電話です。
国や通信事業者、利用している回線などによっては、発信者番号の情報が日本国内のスマホまで正常に引き継がれない場合があります。
その結果、本来は電話番号が存在していても、受信側では「通知不可能」と表示されることがあります。
海外に家族や知人がいる場合や、海外企業・海外サービスを利用している場合なら、正当な電話である可能性も考えられるでしょう。
反対に、海外とのやり取りにまったく心当たりがないのであれば、無理に応答する必要はありません。
電話回線やサービスの仕組みによるもの
利用されている電話サービスや回線の種類によっても、番号情報を受信側へ正常に送れないことがあります。
つまり、発信者本人が「番号を隠そう」と操作していなくても、システム上の理由から通知不可能になるケースがあるということです。
「通知不可能だから詐欺」と即断するのではなく、**「番号から安全性を確認できない着信」**と考えておくとよいでしょう。
迷惑電話や詐欺電話の可能性もある
正常な電話でも通知不可能になる一方で、不審な電話に注意が必要なのも事実です。
特に警戒したいのは、電話に出たあと、
- 未払い料金があると言われる
- 銀行口座やクレジットカードについて聞かれる
- SMSに届いた認証コードを教えるよう求められる
- 警察や役所、通信会社などを名乗って不安をあおられる
- 「今日中」「今すぐ」と対応を急かされる
- 指定された別の番号へ電話するよう指示される
- 電子マネーや振り込みで支払いを求められる
といった話が出てくるケースです。
着信表示だけで本物か偽物か判断することはできません。
相手が有名企業や公的機関を名乗った場合でも、その電話の中だけで信用しないことが重要です。
通知不可能から電話が来たら出ても大丈夫?
通知不可能の電話に出ること自体が、直ちに危険というわけではありません。
「電話に出ただけで個人情報がすべて盗まれる」と過度に心配する必要もないでしょう。
ただし、電話番号から相手を確認できないため、心当たりがないのであれば、最初から出ない選択が無難です。
重要な連絡であれば、留守番電話に用件が残されたり、メールやSMS、郵送など別の方法で連絡が来たりする可能性があります。
特に急いで対応する必要のない状況なら、一度着信を見送ってから判断しても遅くありません。
通知不可能の電話に出てしまったときの対処法
すでに電話に出てしまった場合も、慌てる必要はありません。
重要なのは、相手の話に流されず、その後どのように対応するかです。
相手がはっきりしなければ通話を終了する
電話に出ても相手が名乗らない、説明があいまい、何のための連絡なのか分からない場合は、そのまま会話を続ける必要はありません。
少しでも違和感があれば、
「確認してから必要であればこちらから連絡します」
などと伝えて電話を切れば十分です。
知らない相手からの電話を切ることを「失礼かもしれない」と気にする必要はありません。
安全を確認できない電話では、自分から会話を終わらせることが大切です。
個人情報を聞かれても答えない
特に注意したいのが、本人確認を理由に情報を聞き出そうとする電話です。
例えば、
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 勤務先
- 家族構成
- 銀行口座番号
- クレジットカード番号
- 暗証番号
- SMSなどで送られてきた認証コード
といった情報を簡単に伝えないようにしましょう。
相手が「○○銀行です」「○○会社のサポートです」などと名乗っていたとしても、着信だけでは本物だと確認できません。
確認が必要であれば、一度電話を終了し、公式サイトや契約書、カードの裏面などに記載されている正式な問い合わせ先へ、自分から電話する方法が安全です。
別の番号を案内されてもその場で折り返さない
通知不可能の着信そのものには、通常、画面に折り返し先となる番号が表示されません。
しかし、留守番電話や通話中に、
「この番号へ折り返してください」
と別の電話番号を案内されることがあります。
この場合も、その番号へすぐに電話するのは避けましょう。
電話番号が本当にその企業や機関のものなのか、自分で公式情報を確認することが重要です。
警察庁も、警察官をかたる特殊詐欺への注意喚起の中で、相手から教えられた番号には折り返さず、不審な場合は電話を切って相談するよう呼びかけています。
お金を要求されたら一度電話を切る
次のような言葉で不安をあおられた場合は特に注意してください。
「料金が未納です」
「あなた名義の口座が犯罪に使われています」
「このままだと裁判になります」
「今日中に支払わなければいけません」
「口座を安全な場所へ移す必要があります」
「コンビニで電子マネーを購入してください」
人は急かされると冷静な判断が難しくなります。
電話の相手が誰なのか確認できない状況で金銭の話が出たら、その場で手続きを進めず、まず通話を終了しましょう。
通知不可能の着信は無視しても大丈夫?
基本的には、心当たりのない通知不可能の電話を無理に取る必要はありません。
1回だけ着信があり、留守番電話もなく、その後何も起きていないのであれば、そのまま様子を見る方法もあります。
本当にあなたへ連絡する必要がある相手なら、再度電話したり、留守電・メール・SMS・郵送など別の手段を使ったりする可能性があります。
ただし、
- 1日に何度も電話が来る
- 数日間繰り返し着信する
- 脅すような留守番電話が残っている
- 金銭を請求された
- 個人情報を伝えてしまった
- 認証コードを教えてしまった
といった場合は、単に放置するのではなく、必要に応じて相談や各種対策を行いましょう。
繰り返しかかってくる通知不可能の着信を減らす方法
何度も通知不可能の着信が続くと、電話が鳴るたびにストレスを感じてしまいます。
その場合は、スマホの着信設定を見直す方法があります。
iPhoneでは不明な発信者への対策ができる
iPhoneには、保存されていない電話番号からの着信を管理する機能があります。
現在のAppleの案内では、
「設定」→「アプリ」→「電話」
から、不明な発信者に関する設定を変更できます。
対応するiOSでは、不明な発信者について「消音」したり、着信前に通話理由を確認するスクリーニング機能を利用したりできます。
ただし、不明な番号を一律に消音すると、病院、配送会社、修理業者、学校、役所など、連絡先に登録していない必要な電話にも気づきにくくなる可能性があります。
設定を利用する場合は、留守番電話や着信履歴も定期的に確認しましょう。
Androidでは「不明」な番号をブロックできる場合がある
Googleの電話アプリでは、
「電話」アプリ
↓
「その他」
↓
「設定」
↓
「ブロック中の電話番号」
↓
「不明」をオン
という流れで、非公開または特定できない電話番号からの着信をブロックできます。
なお、Googleの案内では、この「不明」の設定をオンにしても、単に連絡先へ登録されていない通常の電話番号まで一律に拒否されるわけではありません。
Androidはメーカーや機種によって設定画面が異なるため、「着信拒否」「迷惑電話」「ブロック中の番号」などの項目を確認してみてください。
Googleの電話アプリには、迷惑電話の可能性がある番号を識別したり、スパムの疑いがある着信をフィルタリングしたりする機能も用意されています。
携帯電話会社のサービスも確認する
スマホ本体だけでなく、契約している通信会社が迷惑電話対策サービスを提供している場合もあります。
サービス内容は通信会社や契約プランによって異なるため、通知不可能や迷惑電話が頻繁に続く場合は、契約中の携帯会社の公式ページを確認してみましょう。
急に通知不可能の電話が増えたらどうする?
これまでほとんどなかったのに、突然通知不可能の着信が増えると、「電話番号が漏れたのでは?」と心配になるかもしれません。
ただ、着信が増えたという事実だけで、個人情報が流出したと断定することはできません。
まずは最近、
- 海外のサービスへ電話番号を登録した
- 資料請求やキャンペーンへ応募した
- 新しいサービスやアプリへ会員登録した
- 通販や配送サービスを利用した
- 海外企業と連絡を取る予定がある
といったことがなかったか振り返ってみましょう。
思い当たることがない場合でも、不明な着信へ片っ端から応答して相手を確認する必要はありません。
留守番電話や着信履歴を利用しながら、必要な連絡だけを確認する方が安心です。
個人情報を話してしまった場合はどうすればいい?
「名前を答えてしまった」「住所まで伝えてしまった」と後から気づくこともあるでしょう。
まずは、それ以上相手と連絡を続けないようにします。
銀行口座やクレジットカードについて話した場合は、利用している金融機関やカード会社の正式な問い合わせ窓口へ早めに相談してください。
認証コードやパスワードなどを伝えてしまった場合も、対象サービスの公式サイトやアプリからパスワード変更などの対応が必要になる可能性があります。
また、不審な電話について警察へ相談したい場合は、警察相談専用電話「#9110」が利用できます。
契約、請求、商品・サービスなどの消費者トラブルについては、消費者ホットライン「188」があります。消費者庁も両窓口を相談先として案内しています。
すでに被害が発生している場合や緊急性が高い場合は、状況に応じて110番など適切な窓口へ連絡してください。
通知不可能の電話で覚えておきたい3つの基本
通知不可能という表示を見たときは、難しく考えすぎる必要はありません。
最低限、次の3つを覚えておくと対応しやすくなります。
1.心当たりがなければ無理に出ない
相手を確認できない着信に必ず応答する必要はありません。
2.出ても個人情報を伝えない
本人確認と言われても、相手を確認できない状態で住所、カード番号、暗証番号、認証コードなどを教えないようにします。
3.案内された連絡先へすぐ折り返さない
企業や公的機関を名乗る場合でも、いったん電話を終了し、公式サイトなどから自分で正しい窓口を調べて確認しましょう。
この3つを守るだけでも、不審な電話によるトラブルを避けやすくなります。
よくある質問
通知不可能とはどういう意味ですか?
通知不可能とは、何らかの理由によって発信者の電話番号情報をスマホ側で表示できない着信のことです。
国際電話など、通信回線や経路の仕組みによって番号を正常に通知できない場合にも表示されます。
そのため、「通知不可能=必ず怪しい電話」という意味ではありません。
通知不可能と非通知は何が違うのですか?
大きな違いは、番号が表示されない理由です。
非通知は、発信者番号を通知しない状態でかけられた電話です。一方、通知不可能は、回線や通信経路などの事情によって番号情報を表示できない電話を指します。
簡単に考えるなら、**非通知は「番号を通知していない」、通知不可能は「番号を通知できない」**という違いです。
通知不可能の電話に出ても大丈夫ですか?
電話に出ただけで、必ず被害に遭うわけではありません。
ただし、誰からの電話なのか番号から確認できないため、心当たりがなければ無理に出ない方が安心です。
出た場合も、住所・口座番号・カード情報・暗証番号・認証コードなどの重要な情報は伝えないようにしましょう。
通知不可能の電話は詐欺ですか?
通知不可能だからといって、すべてが詐欺電話とは限りません。
正常な国際電話などでも表示される可能性があります。
ただし、「未払い料金がある」「今日中に支払わないといけない」「口座が犯罪に使われている」などと不安をあおり、金銭や個人情報を要求された場合は注意が必要です。
不審に感じたら、その場で電話を切りましょう。
通知不可能の電話は無視しても大丈夫ですか?
心当たりがない通知不可能の着信であれば、基本的には無理に応答する必要はありません。
重要な用件なら、再度の電話や留守番電話、メール、SMS、郵送など、別の方法で連絡が来ることもあります。
知らない相手だからと慌てて対応せず、用件を確認してから判断しましょう。
通知不可能の電話に折り返すことはできますか?
通知不可能では電話番号そのものが表示されていないため、着信履歴から通常のように折り返せない場合があります。
留守番電話などに別の電話番号が残されていても、すぐにその番号へ電話するのは避けましょう。
企業や公的機関を名乗っている場合は、公式サイトや手元の契約書などから正式な問い合わせ先を確認し、自分で正しい番号へ連絡する方が安心です。
通知不可能から何度も電話がかかってくるのはなぜですか?
海外回線など正常な理由の可能性もありますが、営業電話や迷惑電話などが繰り返しかかってきている可能性も考えられます。
心当たりがなく、何度も着信が続く場合は無理に応答せず、スマホや携帯電話会社の迷惑電話対策機能を利用するとよいでしょう。
iPhoneで通知不可能の電話を拒否できますか?
iPhoneには、不明な発信者からの電話を消音するなどの着信対策機能があります。
ただし、設定によっては連絡先に登録していない病院・配送会社・役所など、必要な電話にも気づきにくくなる可能性があります。
着信履歴や留守番電話を確認しながら利用するのがおすすめです。
Androidで通知不可能の電話をブロックできますか?
Androidでは、使用している機種や電話アプリによって、不明な番号や迷惑電話をブロックできる場合があります。
「電話」アプリの設定から、「ブロック中の電話番号」「不明な番号」「迷惑電話対策」などの項目を確認してみてください。
メーカーや機種によって設定方法が異なる点には注意しましょう。
通知不可能の電話で個人情報を話してしまったらどうすればいいですか?
まず、それ以上相手と連絡を続けないことが大切です。
カード番号や銀行口座に関する情報を伝えてしまった場合は、利用しているカード会社や金融機関の公式窓口へ早めに相談しましょう。
認証コードやパスワードを伝えてしまった場合は、該当するサービスのパスワード変更なども検討してください。
不審な電話について不安がある場合は、警察や消費生活に関する相談窓口へ相談する方法もあります。
まとめ|通知不可能は「番号を確認できない電話」と考えて慎重に対応しよう
「通知不可能」とは、発信元の電話番号情報をスマホ側で正常に表示できないときに出る着信表示です。
「非通知」と似ていますが、意味は同じではありません。
非通知は発信者番号を通知しない着信であるのに対し、通知不可能は国際電話など、通信の仕組み上、番号情報を通知できない場合にも表示されます。
したがって、通知不可能だからといって、すべてを詐欺や迷惑電話だと決めつける必要はありません。
一方で、電話番号から相手を確認できない以上、知らない着信には慎重になることが大切です。
心当たりがなければ無理に出ず、電話に出た場合でも個人情報・カード情報・暗証番号・認証コードなどは伝えないようにしましょう。
企業や警察などを名乗られても、その電話の中だけで相手を信用せず、一度通話を終了して公式の問い合わせ先から確認するのが安全です。
通知不可能の電話への基本姿勢は、
「慌てて出ない」
「大切な情報を話さない」
「言われた番号へすぐ折り返さない」
の3つです。
通知不可能という表示そのものを過度に怖がる必要はありませんが、「相手を確認できない電話である」という点を忘れず、急がず慎重に対応しましょう。
関連記事
Instagram DMの「表示」と「既読」の違いとは?通知で見た場合や既読が付かない理由を解説

