「やきまる2とやきまるスリムは、名前が違うだけ?」「新しいスリムを選んだほうがいいの?」と迷っていませんか。
どちらも煙を抑えて家庭焼肉を楽しめる人気モデルですが、油はね対策や本体サイズ、重量、表面加工などに違いがあります。
特に注意したいのは、「スリム」という名前でも、やきまる2より横幅が小さいとは限らない点です。
本記事では、両モデルの違いと共通点を比較し、油汚れを減らしたい人、価格を重視したい人など、目的別にどちらがおすすめかを分かりやすく解説します。購入後に「思っていた製品と違った」と後悔しないために、選ぶ前にぜひ確認してください。
自宅で焼肉をするとき、気になるのが煙や油はね、そして食後の片付けです。
やきまる2とやきまるスリムの違いを先に確認
両モデルの最も大きな違いは、油はねを軽減するガードの有無です。
やきまるスリムには、プレートの周囲を囲む高さ約4.7cmのガード付き水皿が採用されています。プレートから飛び出そうとする油をガードで受け止めることで、本体やテーブルへの飛び散りを軽減する仕組みです。やきまる2には、同じ形状のガードは搭載されていません。
主な違いを簡単に整理すると、次のようになります。
| 比較項目 | やきまる2 | やきまるスリム |
|---|---|---|
| 型番 | CB-SLG-2 | CB-SLG-3 |
| 油はね対策 | 標準的な水皿 | 高さ約4.7cmのガード付き水皿 |
| 本体サイズ | 幅303×奥行278×高さ149mm | 幅319×奥行279×高さ149mm |
| 重量 | 約2.0kg | 約1.9kg |
| プレート直径 | 233mm | 233mm |
| 本体の加工 | フッ素樹脂加工 | 粉体塗装 |
| プレートの加工 | フッ素樹脂加工 | フッ素樹脂加工 |
| 向いている人 | シンプルさや価格を重視する人 | 油はねや食後の掃除を減らしたい人 |
公式仕様上、やきまるスリムは幅319mmで、やきまる2の幅303mmよりも少し広くなっています。そのため、「スリム」という名前だけで、横幅や外形全体が小さくなった製品だと判断しないようにしましょう。
最大の違いは油はねを抑えるガード
やきまるスリムはテーブルへの飛び散りを軽減
自宅で焼肉をしたあと、テーブルの上を触ると油でベタベタしていたという経験はないでしょうか。
焼肉では、肉から出た脂やタレに含まれる水分が熱せられ、細かな油となって周囲に飛び散ります。煙が少なくても、テーブルや床、本体の側面などに油が付着することはあります。
やきまるスリムでは、水皿の縁を高くしてプレートの周囲を囲むことで、油が横方向へ飛び出しにくい構造に改良されています。ガードの高さは約4.7cmあり、プレートに近い位置で油を受け止められるのがポイントです。
油はねが完全になくなるわけではありませんが、従来のやきまるシリーズと比べて、本体やテーブルを汚しにくい設計になっています。
焼肉を頻繁にする家庭や、食後の拭き掃除を少しでも楽にしたい方にとっては、やきまるスリムの大きなメリットになるでしょう。
やきまる2には高いガードが付いていない
やきまる2にも、肉から落ちた脂を受けるための水皿が付いています。ただし、やきまるスリムのようにプレートの周囲を高く囲むガード形状ではありません。
そのため、脂の多い肉やタレをたっぷり付けた肉を強火で焼くと、周囲への油はねが気になる場合があります。
ただし、やきまる2でも、脂の多い肉を一度に並べすぎない、キッチンペーパーで余分な脂を拭く、適切に火力を調整するといった工夫で汚れを減らせます。
使用後にテーブルを拭くことが苦にならず、油はね防止機能よりも購入価格を重視するのであれば、やきまる2でも十分に家庭焼肉を楽しめます。
「スリム」でも横幅は小さくない
やきまるスリムという商品名から、やきまる2よりも横幅が狭く、収納場所を取らないモデルを想像する方もいるでしょう。
しかし、公式に掲載されている本体サイズは、やきまる2が幅303×奥行278×高さ149mm、やきまるスリムが幅319×奥行279×高さ149mmです。
数値だけを見ると、やきまるスリムのほうが幅は16mm、奥行は1mm大きくなっています。全体の高さは、どちらも149mmと記載されています。
つまり、収納スペースを考えるときは、「スリムだから必ず小さな棚に入る」と判断するのではなく、実際の寸法を測っておく必要があります。
購入前には、次の場所を確認しておくと安心です。
・キッチンの吊り戸棚や収納棚
・食器棚の空いているスペース
・調理家電を置いているラック
・カセットボンベを保管する場所
・使用後に乾燥させるスペース
特に幅がぎりぎりの収納棚を使う場合は、本体寸法だけでなく、出し入れするときに手を入れられる余裕も確保しておきましょう。
重量はやきまるスリムのほうがわずかに軽い
重量は、やきまる2が約2.0kg、やきまるスリムが約1.9kgです。
差は約100gなので、持った瞬間に大きな違いを感じるほどではありません。それでも、棚から頻繁に出し入れする場合や、庭などへ持ち運ぶ場合には、わずかな軽さが便利に感じられる可能性があります。
ただし、持ち運びやすさは重量だけでは決まりません。
やきまるスリムには高いガードがあるため、収納ケースや袋に入れる場合は形状も確認する必要があります。反対に、やきまる2は比較的凹凸の少ない形なので、棚へ収めやすいと感じる人もいるでしょう。
数値上の100g差よりも、収納場所や持ち方、使用頻度を基準に選ぶほうが現実的です。
プレートの広さや焼ける量はほぼ同じ
やきまる2とやきまるスリムは、どちらも直径233mmの焼肉プレートを採用しています。
そのため、やきまるスリムになったことで焼ける面積が大幅に狭くなったわけではありません。
家族や友人と焼肉をするときに一度に焼ける肉の量は、基本的に同程度と考えられます。
ただし、直径23cmほどのプレートなので、大人数で一気に大量の肉を焼く用途には向いていません。2~4人程度で、焼けた肉を食べながら次の肉を並べていく使い方が適しています。
大人数で使用する場合は、焼く人を決めて順番に提供したり、サラダやご飯、スープなどの副菜を用意したりすると、待ち時間を感じにくくなります。
煙を抑える基本構造は共通
やきまる2とやきまるスリムは、どちらも焼肉時の煙を少なく抑えるために設計されたグリルです。
やきまるシリーズでは、バーナーと焼き面の間に熱が適度にこもる構造を採用し、プレートの表面温度を煙が発生しにくいとされる約210~250℃にコントロールします。
さらに、プレートの溝から落ちた脂が炎へ直接触れず、水皿へ流れる構造になっています。脂が炎で燃えることによって発生する煙を防ぎやすいのが特徴です。
煙を完全にゼロにする製品ではありませんが、一般的な焼肉用プレートやホットプレートと比べて、室内で焼肉をしやすいように工夫されています。
ただし、タレが焦げたり、プレートに脂や食材のくずがたまったりすると煙が出ることがあります。使用中は換気扇を回し、窓を開けるなど、十分に換気を行いましょう。
火力や燃焼時間もほぼ同じ
両モデルは、ガス消費量が約76g/h、カセットボンベ1本を使用した強火での連続燃焼時間が約217分とされています。
点火方式も圧電点火方式で、点火つまみを操作して使用します。カセットボンベはマグネット方式で装着するため、特別な工具は必要ありません。
電気式のホットプレートとは異なり、コンセントの位置を気にせず使えるのも共通したメリットです。
延長コードを食卓まで引く必要がないため、コードに足を引っかけたり、食器を置くスペースが狭くなったりする心配を減らせます。
カセットガスによる直火式なので、予熱後はプレートの温度が上がりやすく、肉の表面に焼き色を付けながら調理できます。
本体の材質と加工方法が異なる
やきまる2とやきまるスリムでは、本体の表面加工が異なります。
やきまる2の本体は鋼板にフッ素樹脂加工、やきまるスリムの本体は鋼板に粉体塗装が施されています。
ここで注意したいのは、プレートの加工と本体の加工を混同しないことです。
肉を直接載せるプレートについては、どちらもアルミダイカスト製で、表面にフッ素樹脂加工が施されています。そのため、やきまるスリムだけプレートの汚れが落ちにくいというわけではありません。
両モデルとも、プレートが冷めてから柔らかいスポンジと中性洗剤で洗うのが基本です。金属製のたわしや研磨剤入りの洗剤を使用すると、表面の加工を傷める可能性があります。
焦げ付きがある場合は無理に削らず、ぬるま湯で汚れをふやかしてから落としましょう。
お手入れの手順は大きく変わらない
焼肉が終わったら、最初にカセットボンベを取り外し、本体とプレートが十分に冷めるまで待ちます。
熱い状態で水をかけると、やけどや部品の変形につながる可能性があるため注意してください。
基本的なお手入れの流れは次のとおりです。
- 火を消してカセットボンベを外す
- 本体とプレートが冷めるまで待つ
- 付属の取っ手でプレートを取り外す
- 水皿にたまった水や脂を処理する
- プレートと水皿を中性洗剤で洗う
- 本体の汚れを柔らかい布で拭く
- 水分をよく乾かしてから収納する
やきまるスリムはガードがある分、油がテーブルへ飛び散りにくいのが利点です。一方で、ガードの内側には油が付着するため、その部分も丁寧に洗う必要があります。
「部品を洗う手間がまったくない」という製品ではありませんが、掃除する範囲をテーブル全体から水皿周辺へ集めやすいことが、やきまるスリムのメリットです。
販売価格だけで決めないことが大切
やきまる2とやきまるスリムの販売価格は、店舗や通販サイト、セールの時期によって変わります。
新しいモデルであるやきまるスリムのほうが高く販売されているケースはありますが、必ず一定の価格差があるとは限りません。
購入時は、次の条件も含めて比較しましょう。
・送料が含まれているか
・カセットボンベがセットになっているか
・ポイント還元があるか
・保証内容が同じか
・正規販売店の商品か
・交換用プレートなどが付属しているか
本体価格が安く見えても、送料を加えると他店より高くなることがあります。
また、ガード付き水皿によって掃除の負担が減るのであれば、多少価格が高くてもやきまるスリムに価値を感じる人もいるでしょう。
反対に、焼肉をする回数が少なく、使用後の拭き掃除が苦にならないなら、やきまる2のほうが納得しやすい選択になる可能性があります。
やきまる2がおすすめな人
やきまる2は、次のような人に向いています。
・できるだけ購入費用を抑えたい
・油はね防止ガードに強いこだわりがない
・シンプルな構造の製品を選びたい
・家庭焼肉をする回数がそれほど多くない
・テーブルに保護シートを敷いて使用する予定がある
・従来のやきまるシリーズに慣れている
やきまる2は、煙を抑えて肉を焼くという「やきまる」本来の機能を備えています。
新しい機能を求めるより、価格と基本性能のバランスを優先したい人に適したモデルです。
やきまるスリムがおすすめな人
やきまるスリムは、次のような人に向いています。
・焼肉中の油はねをできるだけ減らしたい
・食後のテーブル掃除を楽にしたい
・脂の多いカルビやホルモンをよく焼く
・家庭で焼肉をする機会が多い
・新しいモデルを選びたい
・約100gでも軽い製品を選びたい
特に、煙よりも油汚れに悩んでいる人にとって、ガード付き水皿は注目したい機能です。
ダイニングテーブルの近くに布製の椅子やカーテンがある家庭では、周囲へ飛ぶ油を少しでも減らせることが、購入理由になるでしょう。
屋外で使用するときの注意点
両モデルはコンセントを必要としないため、庭や屋外の開けた場所でも使用しやすい製品です。
ただし、カセットガスを使用する燃焼器具なので、テント内や車内では絶対に使用できません。メーカーも、テント内や車内で使用しないよう注意を示しています。
また、風が強い場所では炎が不安定になり、安全装置が正常に働かなくなる可能性があります。
屋外で使うときは、次の点を守りましょう。
・水平で安定した場所に設置する
・燃えやすい物から十分に離す
・テントやタープで囲まれた空間では使わない
・車内では使用しない
・強風時は使用を控える
・使用中はグリルから離れない
・使用後は火が消えていることを確認する
カセットガス式だからどこでも自由に使えるというわけではありません。取扱説明書を確認し、安全な環境で使用することが重要です。
よくある質問
やきまる2とやきまるスリムの一番大きな違いは何ですか?
最も大きな違いは、油はねを抑えるガードの有無です。
やきまるスリムには、プレートの周囲を囲む高さ約4.7cmのガード付き水皿が採用されています。焼肉中に飛び散る油をガードで受け止めるため、テーブルや本体周辺の汚れを軽減できます。
やきまる2にも脂を受ける水皿はありますが、やきまるスリムと同じ高さのガードは付いていません。
油はねや食後の掃除をできるだけ減らしたい場合は、やきまるスリムが向いています。
やきまるスリムは、やきまる2より小さいですか?
やきまるスリムは、名前に「スリム」と付いていますが、やきまる2より横幅が狭いわけではありません。
本体サイズは、やきまる2が幅303mm、やきまるスリムが幅319mmです。奥行と高さはほぼ同程度ですが、横幅はやきまるスリムのほうが少し広くなっています。
収納しやすさを重視する場合は、商品名だけで判断せず、収納棚や設置場所の寸法を測ってから購入しましょう。
やきまる2とやきまるスリムでは、焼ける量に違いがありますか?
焼ける量に大きな違いはありません。
どちらも直径233mmの焼肉プレートを採用しているため、一度に載せられる肉や野菜の量はほぼ同じです。
2~4人程度で、焼けた肉を食べながら順番に焼く使い方に適しています。大人数で一度に大量の肉を焼きたい場合は、プレートが小さく感じられる可能性があります。
やきまる2とやきまるスリムは、本当に煙が出ませんか?
どちらも煙の発生を抑える構造ですが、煙が完全に出ないわけではありません。
肉から落ちた脂が炎へ直接触れにくい構造になっているため、一般的な焼肉プレートと比べて煙を軽減できます。
ただし、タレや食材のくずがプレート上で焦げたり、脂が多くたまったりすると煙が発生することがあります。室内で使う際は、換気扇を回し、窓を開けるなど十分に換気してください。
やきまる2とやきまるスリムでは、どちらがお手入れしやすいですか?
プレートのお手入れ方法には、大きな違いはありません。
どちらのプレートにもフッ素樹脂加工が施されているため、汚れや焦げ付きが比較的落としやすくなっています。
やきまるスリムはガードによってテーブルへの油はねを抑えられるため、食事後に掃除する範囲を減らしやすいのがメリットです。ただし、ガードの内側には油が付着するので、水皿を丁寧に洗う必要があります。
部品の洗いやすさを優先するなら両モデルに大差はありませんが、テーブル周辺を含めた掃除の負担を減らしたい場合は、やきまるスリムが便利です。
やきまる2とやきまるスリムは、どちらが軽いですか?
やきまるスリムのほうがわずかに軽くなっています。
やきまる2は約2.0kg、やきまるスリムは約1.9kgで、差は約100gです。
持ったときに大きな違いを感じるほどの差ではありませんが、棚から頻繁に出し入れする場合や、屋外へ持ち運ぶ場合には、やきまるスリムの軽さが便利に感じられることがあります。
やきまる2とやきまるスリムは屋外でも使えますか?
どちらもカセットガス式で電源コードが必要ないため、庭などの屋外でも使用できます。
ただし、テント内、車内、締め切った空間では使用できません。一酸化炭素中毒や火災などの危険があるため、必ず風通しのよい場所で使いましょう。
また、強風時は炎が不安定になる可能性があります。水平で安定した台に設置し、燃えやすい物から十分に離して使用してください。
やきまる2は古いモデルなので性能が劣りますか?
やきまる2でも、煙を抑えて肉を焼くという基本性能は十分に備わっています。
やきまるスリムとの主な違いは、油はね防止用のガードや本体の加工方法です。プレートの大きさやガス消費量、連続燃焼時間などには大きな差がありません。
油はねガードを必要とせず、購入費用を抑えたい場合は、やきまる2も有力な選択肢です。
やきまるスリムはどのような人におすすめですか?
やきまるスリムは、焼肉後の油汚れや掃除の負担を減らしたい人におすすめです。
特に、脂の多いカルビやホルモンをよく焼く人、ダイニングテーブルの周辺をできるだけ汚したくない人、家庭で頻繁に焼肉をする人に向いています。
一方、油はね対策より価格やシンプルな構造を重視する場合は、やきまる2が選びやすいでしょう。
やきまる2とやきまるスリムで迷ったら、どちらを選べばよいですか?
油はねを減らしたいなら、ガード付き水皿を備えたやきまるスリムがおすすめです。
一方、基本的なスモークレス性能があれば十分で、できるだけ予算を抑えたい場合は、やきまる2が向いています。
どちらも焼ける量や基本的な加熱性能には大きな違いがないため、次の基準で選ぶと分かりやすくなります。
油はねと掃除の負担を重視するなら、やきまるスリム。
価格とシンプルな使いやすさを重視するなら、やきまる2。
購入前には実売価格だけでなく、収納場所に収まるかどうかも確認しておきましょう。
まとめ
やきまる2とやきまるスリムは、どちらも煙の発生を抑えながら、自宅で焼肉を楽しめるカセットガス式のグリルです。
プレートの直径、火力、ガス消費量、連続燃焼時間など、焼肉グリルとしての基本的な性能には大きな差がありません。
最も分かりやすい違いは、やきまるスリムに高さ約4.7cmのガード付き水皿が搭載されていることです。
油はねや食後の拭き掃除を減らしたい場合は、やきまるスリムが有力な候補になります。
一方で、油はね対策に強くこだわらず、シンプルさや購入しやすさを重視するなら、やきまる2でも十分です。
なお、やきまるスリムは名前に「スリム」と付いていますが、公式寸法ではやきまる2より横幅が少し広くなっています。収納のしやすさを重視する場合は、商品名の印象だけでなく、設置場所を測ってから選びましょう。
油はね対策を優先するなら、やきまるスリム。
基本性能と価格のバランスを優先するなら、やきまる2。
どちらが優れているかではなく、焼肉をする頻度や掃除への考え方、収納場所、購入時の実売価格を比較することが、後悔しない選び方につながります。

